ダイドードリンコ株式会社

全員が毎朝、出勤簿と同時に
チェック。
コンプライアンスの
確立をめざして。

清涼飲料業界をリードするダイドードリンコ株式会社様は、地域や消費者に
密着したきめ細かい自販機運営を行う企業です。コンプライアンス確立の一環として、 2007年2月に全社で「ソシアック」導入。そして、その翌年6月に消耗機器であるアルコール 検知器の再導入を検討。新商品である「ソシアック・エックス」の買換えを決めて頂きました。

飲んだら乗らない、を個人任せにしない。

ダイドードリンコ株式会社は、「本物のおいしさ」を手軽に手頃に提供することを目指し、コーヒーを中心とした清涼飲料を自動販売機で販売する“自販機ビジネス”を推進してきました。今や全国に約29万台の自販機を展開されています。
「商品の配送や自販機の管理など、車の運転なしには、業務が成り立たないのが私たち」と語るのは、同社近畿支店開発課の田川 晋主任です。例えば15の拠点を擁する近畿支店では、配送用トラックを含む約300台の車を所有。これだけの数の社有車が公道を走るため、交通ルール遵守については社内全体で意識づけ。を行ってきました。そして昨今の飲酒運転への罰則化などの動きを受け、一層の安全運転の徹底を目指し、全社でソシアックを導入されたそうです。「これまでは個人まかせだった “飲んだら乗らない”を、企業としての責任を果たすべく取り組もうということで、ソシアックの運用が開始されました」と、田川主任は導入の経緯を語ります。

出勤簿の隣にソシアック。全社員が毎朝出勤時にチェック。

例えば、近畿支店では各部署で出勤簿の隣にソシアックを設置。毎朝、全社員が出勤簿のチェックと同時に、ソシアックでアルコール濃度をチェック。測定後は必ず第三者が数値を確認する、というシステムを運用されています。運用開始から1年半、この朝のルーティンがすっかり定着したそうです。
「最初は、毎朝アルコール濃度チェックをするのが面倒だ、といった声も一部でありましたが、すぐに慣れたみたいですね。今は当たり前のように全社員が測定しています。ソシアック自体がコンパクトで使いやすいので、慣れも早かったと思います」と田川主任は語ります。
また、アルコール濃度のチェックが習慣化したことによって、社員一人ひとりのお酒を飲むスタイルも変化したのではないか、と 田川主任は指摘します。「飲みに行っても翌日が仕事なら早く切り上げる、そんな時間管理が身についたと思います。私自身は週末ぐらいしか飲みませんが、それでも飲み過ぎないよう自然と気持ちにブレーキがかかりますね」。

飲酒運転防止は当たり前。だから企業が責任を果たす。

1日内勤予定の人も毎日ハンドルを握る人も、部署を問わず全社員が仕事前にソシアックでアルコール濃度を測定し、自己管理を行う。社員のみなさん一人ひとりがコンプライアンス確立のアクションを起こしているということです。
ソシアック導入から1年半、朝のチェックでアルコール濃度が検出された例は皆無。社員のみなさんの意識の高さを表しています。コンプライアンス順守という点では、社員手帳に「コンプライアンス行動指針」を明記して法令順守の意識付けをしたり、朝礼で毎朝、安全運転心得を唱和するなど地道な活動も行っておられます。田川主任は最後にこう締めくくりました。
「飲酒運転をしない、というのは企業人として当たり前のことですが、当たり前だから個人まかせになり、企業としての対策がおろそかになりがちだとも思います。個人まかせにせず、アルコール濃度をデータで明確に表示し、企業がしっかり管理することが重要ではないでしょうか」。