2022.05.26

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アルコールチェッカー購入には助成金がある! 制度の中身と利用方法について

目次

貨物自動車運送事業者(トラック事業者等)は法律でアルコールチェッカーを使用した酒気帯びの有無の確認が義務化されています。
アルコールチェッカーの購入は助成事業の対象であり、助成金を利用することが可能です。

この記事では、アルコールチェッカーに関する助成金制度について解説します。

アルコールチェッカーの購入助成金とは

車両の運転には、運転時の安全性を高めるために様々な装置が普及しており、アルコールチェッカー(検知器)は、車両安全装置の一つです。公益社団法人である全日本トラック協会は、事業用車両の安全対策の一環として様々な施策事業を展開しています。

 

安全装置等導入促進助成事業は、車両安全装置の普及促進を目的として行われている事業の一つです。規定された対象安全装置を購入する際の機器取得価格に対し、一定の助成金を受けることができます。

助成金の規定や資格

安全装置等導入促進助成金の助成対象には、制限が設けられています。

 

〈IT機器を活用した遠隔地で行う点呼に使用する携帯型アルコール検知器について〉

  ・Gマーク認定事業所が導入する場合に限る

Gマークとは、国土交通省が推進推奨する安全性優良事業所の認定制度です。所定の基準に従い、安全性評価委員会が定める認定要件を満たすことで、安全性優良事業所として認められます。

Gマークを取得することで受けられるメリットは多く、IT点呼の導入や助成金の優遇は代表的な事例です。

 

〈助成額について〉

  対象装置ごとに機器取得価格の1/2、上限2万円

〈参考〉全日本トラック協会 令和4年安全装置等導入促進助成事業について

助成金に関する詳細は都道府県によって異なる

全日本トラック協会の公式HPには、安全装置等導入促進助成事業に関する記載を確認することができます。しかし、具体的な助成事業の実施は各都道府県のトラック協会を通じて行われます。

助成金に関する詳細(助成額・助成限度(台数など)・助成対象機器・導入及び申請方法など)は、各都道府県のトラック協会により異なります。

上述した助成金の規定や資格は全日本トラック協会独自の基準であり、各都道府県における助成制度の基準は、独立して存在しています。

以下に、東京都トラック協会における安全装置等導入推進助成事業の条件を記載します。申請を検討する際には、事業所を管轄する地域のトラック協会の規定に準ずる必要があります。

(参考例)令和4年度 東京都トラック協会 安全装置等導入推進助成事業の実施について

申請受付期間

令和4年4月15日〜令和5年3月21日(必着)まで

助成額と対象装置台数

①全日本トラック協会助成金枠:安全装置1台につき、2万円を上限とし、装置取得価格の1/2を助成。1会員事業者、装置30台分まで

②東京都トラック協会助成金枠:安全装置1台につき、4万円を助成。1会員事業者、装置5台分まで

助成金の併用

全日本トラック協会及び東京都トラック協会の助成金の併用を認める。ただし、国から補助金が交付された装置に関しては、助成金を交付しない。

助成対象要件

東京都トラック協会会員事業者が使用している事業用トラックで、安全装置対象車の使用本拠地が東京都内にあること

助成対象装置

全日本トラック協会が認めた装置とする

助成対象期間

全日本トラック協会及び東京都トラック協会共通で、令和4年4月1日〜令和5年3月21日までに対象安全装置の導入、支払いが完了し、助成金申請を行っていること 

申請方法・提出物

安全装置等導入促進助成金交付請求書・安全装置導入内訳書・安全装置装着証明書・誓約書・確認書・その他の添付書類を東京都トラック協会宛に提出

※条件は一部を抜粋しています。詳細は東京都トラック協会の公式HPをご参照ください。

〈参考〉東京都トラック協会 安全装置等導入促進助成事業の実施について

問い合わせは各都道府県のトラック協会へ

安全装置等導入促進助成事業に関する基本的な概要は、全日本トラック協会の公式HPから確認することができます。助成金の申請や詳細の問い合わせは、公式HP内に記載されている「都道府県トラック協会一覧」から、管轄のトラック協会を選択しましょう。

問い合わせや申請、具体的な条件は、事業所を管轄するトラック協会の基準を満たさねばなりません。

〈参考〉全日本トラック協会 都道府県トラック協会一覧

安全装置等助成対象機器

安全装置等導入推進助成金を受けるためには、全日本トラック協会が指定した安全機器を使用する必要があります。安全装置等助成対象機器は、様々な装置開発メーカーから展開されています。

ここでは、中央自動車工業株式会社が製造販売する、SOCIAC(ソシアック)シリーズのアルコールチェッカー(検知器)をご紹介します。

SOCIAC(ソシアック)の安全装置等助成対象機器

「SOCIAC NEO(SC-502)※全日本トラック協会助成金認定機器」

SOCIAC NEO(SC-502)は、全日本トラック協会助成金認定機器である携帯型アルコールチェッカー(検知器)です。呼気を本体に吹き込むことで、内臓センサーがアルコールの有無を感知します。

具体的な特徴

①長寿命の電気化学式センサー

長寿命のセンサーを搭載することで、1年半の継続使用、回数にして約10,000回の使用が可能です。また、アルコール以外の成分に反応しづらく、優れた測定精度を期待できます。

②スマートフォンとの連動

スマートフォン専用アプリやパソコンの専用ソフトと連携することで、本体機器とのデータ共有を実現できます。事業所におけるデータ管理の円滑化により、従業員の負担を軽減することが可能です。

③市販のストローでも測定可能

使い捨てのストローによる呼気測定が可能です。ストローの挿入口は回転式であり、前後・左右から吹き込めることで測定結果を管理者に見せながら吹きこむことができます。

④測定履歴の保存

本体に最大で3,000件の測定結果を保存することができます。

⑤衛生面を配慮した抗菌設計

本体は抗菌加工されています。また、Bluetoothや固定ホルダー(別売)を使用することで、非接触測定及び、データの転送が可能です。

SOCIAC NEO(SC-502)は、厳格なセンサー耐久テストを経て製品化された、高品質のアルコールチェッカー (検知器)です。上述した内容以外にも、日常業務に欠かせない多くの特徴を備えています。製品の詳細、お見積り、お問い合わせは以下よりご確認ください。
 

SOCIAC NEO(ソシアック・ネオ)の詳細はこちら
お見積り、お問い合わせはこちら

まとめ

貨物自動車運送事業輸送安全規則により、運送事業者にとってアルコールチェッカーの使用は義務付けられています。事業所の規模や保有車両の数により、必要機器購入に掛かる費用は高額になってしまうかもしれません。安全装置の購入を検討する際には、国や各都道府県のトラック協会が実施する、助成金制度を上手く活用しましょう。

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