2024.11.26

飲酒対策

運転代行とは?利用方法や料金相場、タクシーとどっちが安いか解説

    飲酒運転の摘発件数は、年々減少傾向にあります。飲酒運転の罰則が厳しくなったのが大きな要因ではありますが、運転代行サービスの台頭も見逃せません。
     
    「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。」が大前提ですが、代行運転があるおかげで、車を運転しても飲酒をすることができます。
     
    この記事では、そんな運転代行のサービス内容や利用方法、料金について解説していきます。

    目次

    運転代行とはどんなサービス?

    運転代行とは、飲酒したドライバーに代わって、代行業者がその車を運転するサービスです。飲酒したドライバーは自分の車に乗りながら、目的地まで運んでもらうことができます。
     
    「公益社団法人・全国運転代行協会」の公式サイトでは、運転代行の定義について次の記載があります。
     
    運転代行の定義
    運転代行に関して、法律では次の3点のいずれにも当てはまることを規定しています。

    1. 1.飲酒運転等で、運転できなくなったお客様に代わって客車を運転する
    2. 2.客車にお客様を同乗させる
    3. 3.客車に代行業者の車が随伴する
    ※随伴車に乗客を乗せる白タク類似行為は、法律で禁止されています。
     
    引用: 運転代行のしくみ|公益社団法人・全国運転代行協会

    運転代行の利用方法

    運転代行はインターネットから業者を探すか、「代行ナビ」のようなアプリから予約します。
     
    アプリをインストールするのが手間なら、スマホからネット検索をして近くの代行運転業者を探してください。
     
    できるだけ近くの代行業者を利用することで、待ち合わせ場所までの時間も少なく、スムーズに運転代行を利用できます。
     
    運転代行を利用する際に、聞かれる内容は次の通りです。
     

    • ●氏名
    • ●連絡先
    • ●車を駐車している場所
    • ●目的地
    • ●指定時間
    • ●車の特徴(車種や色など)
    • ●同乗者の人数

    運転代行を利用する際の注意点

    運転代行を利用する際に気を付けてほしいのは、随伴する車に乗らないことと、車だけ運んでもらうことはできないことです。
     
    運転代行を利用する際は、必ず自分の車に乗らなければいけません。随伴する車に乗ってしまうと、白タク行為に該当するため、代行運転業者に違法行為を負わせることになります。
     
    また自分は現地に残って、車だけ目的地に運んでもらうという行為もできません。仮に車を運んでいる最中に、事故が起きたり巻き込まれたりすると、代行運転用の保険が適用されないからです。

    運転代行の料金相場

    運転代行の料金相場ですが、東京やそれ以外の都市、また田舎とでは大きな差があります。
     
    「NAVITIME」が公表している運転代行の料金相場によると、基本料金(〜3km)は全国平均で1,790円なのに対して、東京都は3,200円です。
     
    また、3km以降の距離従量料金(1kmごと)は、全国平均で252円なのに対して、東京都は400円になります。

      全国平均 東京都
    基本料金
    (〜3km
    1,790円 3,200円
    距離従量料金
    1kmごと)
    252円 400円
    参考:全国の運転代行料金相場|NAVITIME
    参考:東京都の代行料金相場|NAVITIME

    運転代行とタクシーってどっちが安い?

    運転代行を利用する際に、疑問に思うのが「運転代行とタクシーってどっちが安いのか?」ということです。こちらでは、運転代行とタクシーの料金について紹介、比較していきます。

    運転代行で10km利用した場合の料金

    運転代行で10kmほど利用した場合、いくらくらいになるのか?前述の数字を使い、東京都と全国平均で解説していきます。
     
    東京都で10kmの移動を明確にすると、新橋駅〜下北沢駅ほどの距離です。

      全国平均 東京都
    基本料金
    (〜3km
    1,790円 3,200円
    距離従量料金
    1kmごと)
    252円 400円
    合計
    10km
    3,558円 6,000円
    参考:全国の運転代行料金相場|NAVITIME
    参考:東京都の代行料金相場|NAVITIME

    タクシーで10km利用した場合の料金(初乗り料金+加算運賃のみ)

    タクシー運賃の基本は「初乗り料金+加算運賃」です。
     
    2024年11月現在、タクシーの初乗り料金(1,096m)は500円です。東京都を挙げると、東京23区、武蔵野市や三鷹市の場合、加算運賃として255mごとに100円追加されます。
     
    東京23区内でタクシーを利用して、オプション料金無しの場合の運賃は次の通りです。

      東京都
    初乗り料金
    1,096m
    500円
    加算運賃
    255mごと)
    100円
    合計
    10km
    約4,000円
    ※東京都特別区・武三地区の場合
     
    ここまで見ると、運転代行よりもタクシーの方が安く思えます。しかし、タクシーには様々なオプション料金が存在します。
     
    そのため「運転代行よりもタクシーの方が安い!」とは、一概には言えません。

    運転代行よりもタクシーの方が安く思えるが…

    運転代行とタクシーってどっちが安いのか?全国料金で見ると、運転代行とタクシーの料金は一緒くらいで、東京都だとタクシーの方が安いです。
     
    しかし、タクシーには様々なオプション料金が存在するため、単純に運転代行よりもタクシーが安いとは言えません。
     
    タクシーには「時間距離併用運賃」が設定されています。これは、信号待ちや渋滞に巻き込まれて、想定距離よりも時間がかかった場合に加算される料金です。
     
    また、夜中や早朝にタクシーを利用すると「深夜早朝割増料金」が追加されます。飲み会があるのはだいたい夜なので、飲酒でタクシーを利用すると深夜早朝割増料金が加算されると思ってください。
     
    そのため、距離だけ見たら運転代行よりタクシーが安いように見えても、場合によっては運転代行と同じくらい、またはタクシーの料金が高くなることがあります。
     
    タクシーのオプション料金は、次の表を参考にしてください。

    オプション 内容
    迎車料金 電話やアプリなどで、配車場所を指定した場合に発生する料金です。
    東京都は、420円前後が相場です。
    予約料金 電話やアプリなどで、配車時間を指定した場合に発生する料金です。
    東京都は、420円前後が相場です。
    時間距離併用運賃
    (待機料金)
    運転中、信号待ちや渋滞などにより、走行速度が10km以下になった場合、客の都合によって、タクシーを待機させる場合に適用される料金です。
    時速10km以下走行の場合、85秒ごとに80円ほど加算されます。
    深夜早朝割増料金 深夜帯から早朝にかけて、値上がりする料金です。
    地域によって異なりますが、22時〜5時に利用すると、深夜早朝割増料金が加算されます。
    料金としては、だいたい通常の2割増しです。

    【結論】飲酒したら運転代行に依頼する

    料金の面から見ると、様々なオプション料金を考慮すると、運転代行とタクシーは料金が同じくらい、またはタクシーの方の料金が高くなる場合があります。
     
    基本的に車を運転して来た場合は、お酒を飲まないのが大前提です。しかし、もしも飲酒することになってしまった場合は、運転代行を頼みましょう。
     
    タクシーを使って運転代行よりも料金が安くなる場合もありますが、車をコインパーキング等に駐車しておくと、駐車料金がかかります。また、翌日以降に車を駐車した場所に戻って、運転する必要があり手間です。

    まとめ

    もしも車を運転して飲酒した場合は、運転代行を利用して飲酒運転を避けてください。特に年末になると忘年会シーズンということもあり、飲酒運転による事故が増加傾向にあります。
     
    少しだけの距離だったり少量の飲酒だったりしても、車に乗って飲酒する場合は必ず代行運転を依頼しましょう。

    この記事の執筆者

    中央自動車工業株式会社

    中央自動車工業株式会社は2002年からアルコール検知器「ソシアック」シリーズの製造販売を行っています。飲酒運転撲滅の実現を目指して、アルコール検知器「ソシアック」シリーズをはじめ自動車に関わる業務の効率化、安全管理のお役に立つ情報を発信しています。

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